ただの備忘録

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BOS:ミッチ・モアランドと契約、BOSの打線は?


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ジョン・モリシ氏によるとミッチ・モアランドがBOSと1年550万㌦で契約したとのこと。

 

今年BOSは「ビッグ・パピ」ことデービッド・オルティスが引退しました。打率.315、38本塁打、127打点(リーグ1位)、出塁率.401、長打率.620(リーグ1位)、OPS1.021(リーグ1位)と圧倒的な成績を知らない人に見せて「この人は今年引退したんだ〜」なんて言ったらほとんどの人が驚くでしょう。両足の古傷を背負ってのこのパフォーマンス。きっと引退した年の成績は過去最高レベルのものでしょう。

さて、偉大なDHを失ったBOS。エンカーナシオンとかを補強するかもなんて色々言われていましたが、「複数年より単年が望ましい」という感じのスタンスを示していたBOS球団社長デーブ・ドンブロウスキー。ベルトランも対象に入っていました。

結局モアランドと契約したわけですが、これでハンリー・ラミレスをDHで使いモアランドを一塁で使うことがほぼ確実です。そんな来年のBOSの予想打線をHOUのときと同じようにスタッツを貼り付けて書き記します。長くなります。

 

1(二)ダスティン・ペドロイア(33)

154試合 .318(633-201) 15本塁打 74打点 出塁率.376 長打率.449 OPS.825 BB%8.7 K%10.5 BsR-4.5
DRS12 DPR0.8 RngR9.1 ErrR2.6 UZR12.5 WAR5.2

33歳でそろそろベテランと呼ばれる年になったペドロイア。ここ最近若干低調でしたが今年はかなりいい成績に。2007年2013年のBOSワールドチャンピオン時の主力。リーダーシップを買われています。今年は主に1,2番起用。ペドロイアボガーツの1,2番と予想してみました。

2013年シーズン中に8年1億1100万㌦の契約。残りは2017年から1500万→1600万→1500万→1300万→1200万といった具合

 

2(遊)イグザンダー・ボガーツ(24)

157試合 .294(652-192) 21本塁打 89打点 出塁率.356 長打率.446 OPS.802 BB%8.1 K%17.1 BsR6.1
DRS-10 DPR-0.8 RngR-3.5 ErrR1.4 UZR-2.9 WAR4.7

去年打率.320で首位打者争いをしました。今年打率は下がりはしたものの本塁打は増えていますし、シルバースラッガー賞を2年連続で獲得しリーグ屈指の遊撃手の一人となったと言えるでしょう。来年以降どんな選手になるか楽しみ。オランダ国籍で今年もWBCオランダ代表に選ばれ出るかもしれません。今年は主に2,3番で起用。年俸は約60万㌦

 

3(右)ムーキー・ベッツ(24)

158試合 .318(672-214) 31本塁打 113打点 出塁率.363 長打率.534 OPS.897 BB%6.7 K%11.0 26盗塁 成功率86.6% BsR9.8
DRS32 ARM6.9 RngR9.1 ErrR1.7 UZR17.8 WAR7.8

まさに「走攻守」が揃った選手という選手。DRS32ってなんだよ……

打率と安打数はリーグ2位。ゴールドグラブ賞シルバースラッガー賞を手にしました。MVP投票もトラウトに次いで2位。

今年はフルシーズン2年目でほぼ全ての数字があがりました。 まだ24歳の若手、これからのBOSを、延いてはMLBを背負うであろう楽しみな選手の一人です。

ちなみにベッツは175cmで70kg。自分とほぼ変わりません……MLBでは小柄の部類に入るでしょうね。今年は主に1,4番で起用もこの成績なら3番かなと思って3番にしました。年俸は約60万㌦

 

4(指)ハンリー・ラミレス(33)

147試合 .286(549-157) 30本塁打 111打点 出塁率.361 長打率.505 OPS.866 BB%9.7 K%19.4 BsR-1.4
DRS-5 DPR0.1 RngR-3.8 ErrR0.2 UZR-3.5 WAR2.6

頭のドレッドヘアーが特徴的。つい最近までショートをやってたってのが意外。調べたら打撃成績はかなりすごい。でも守備指標はあまりよくなかった。去年は契約の割にあってない数字だったが今年はいい数字。一塁を主に守りましたが、オルティス引退+モアランド獲得によりDHを守ることが濃厚。過去二回WBCドミニカ代表に選ばれてますが今年はどうでしょうか

2014年オフにLADからのQOを拒否。BOSと4年8800万㌦(+オプション1年)の契約。年俸は2200万㌦固定です。

 

5(一)ミッチ・モアランド(31)

147試合 .233(460-107) 22本塁打 60打点 出塁率.298 長打率.422 OPS.720 BB%7.0 K%23.5 BsR-1.8
DRS7 DPR-0.3 RngR5.0 ErrR1.7 UZR6.4 WAR0.4

今年ゴールドグラブ賞を獲得した選手です。やっぱりファーストとしてはもうちょっと打撃能力がほしいですね。なんだかスモークさんに成績が似てるような。今年は主に5~8番で使われました。

今年の年俸は570万㌦。今回(来年)の年俸は550万㌦と下がりました。BOSは安く買えたと見ていいんでしょうね。

 

6(左)アンドリュー・ベニンテンティ(22)

34試合 .295(105-31) 2本塁打 14打点 出塁率.359 長打率.476 OPS.835 BB%8.5 K%21.2 BsR0.8
DRS-1 ARM-0.8 RngR-0.3 ErrR0.1 UZR-1.0 WAR0.6

2015年ドラフト1位(全体7位)。今年MLBデビューでこの成績。ヨアン・モンカダがトレードされた今、BOS内のトッププロスペクトです。CLEとのALDSでも活躍しました。来年は恐らくフルシーズンとなるでしょう。

 

7(中)ジャッキー・ブラッドリー・Jr(24)

156試合 .267(558-149) 26本塁打 87打点 出塁率.349 長打率.486 OPS.835 BB%9.9 K%22.5 BsR5.2
DRS11 ARM5.6 RngR-1.7 ErrR0.7 UZR4.5 WAR4.8

今年大ブレークしました、オールスターにもファン投票で選出。K%は減少傾向に、この先どうなるか。2014年100試合以上出ましたが打撃は低調。15年二桁ホームラン、そして今年という感じですが一貫して守備の指標はいいです。29試合連続安打なんて記録も

 

8(三)パブロ・サンドバル(30)

あだ名は「カンフーパンダ」。2012年のワールドシリーズではMVPに輝くなど、WCに大きな貢献をしました。

2014年オフに5年9500万㌦の大型契約。2015年は.245 10本塁打という微妙な数字で今年はそもそも7試合しか出てないので今のところ明らかな不良債権と化しています。来年出れるのか?なんて思いますがどうやら「また」減量に成功し(1回減量しないと契約を考えるみたいな脅しをされ減量したという過去があります)体を絞ったらしいです。同じサードにはブロック・ホルトがいますが彼は打撃成績が上がってきています。ホルトはユーティリティーというような選手ですが、打撃成績が上がってきていますしもしかしたらこの二人の競争になるかもしれません。

 

9(捕)サンディ・リオン(28)

78試合 .310(252-78) 7本塁打 35打点 出塁率.369 長打率.476 OPS.845 BB%8.1 K%23.3 BsR-1.2 DRS3 CS%41 RAA16 WAR2.5

今年はマイナー契約からのスタートでしたが、6月にメジャー契約を結ぶとこの成績。来年はリオンが中心となりそうです。捕手としての能力も中々高いように見えます。来年のBOSはデビッド・プライス、クリス・セール、エリック・ポーセロといったサイヤング賞を取れるポテンシャルを持った3本柱が中心となるでしょう。それをリードするのはリオンになるでしょうか。

 

BOSの打線はこんなところでしょうか。1~4がとにかく怖い、オルティスが引退して多少楽にはなるかもしれませんがやっぱり怖い。エンカーナシオンと契約しなくてよかった……