ただの備忘録

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活発な動きを見せた1/14の主な動き

年俸調停権を保有している選手とチーム双方が今年の契約を提示し合う期限は現地金曜日の午後一時となっています。

しかしその期限を過ぎたらすぐ公聴会が開かれる、というわけではありません。その後も交渉は出来ます。

2月までに双方が合意しないで年俸調停を提示していたら、公聴会が開かれます。ここで球団の提示した額か、あるいは選手が希望する額か、どちらかが今年の契約となります。必ず単年契約になります。

とはいえ、だいたいが公聴会の前に双方が妥協して契約します。公聴会が開かれるとどちらかの案(つまり妥協はない)が採用されるのでその前にお互い納得の行く形で契約する、というのが一般的です。

さて先程に記した期限というのは日本で言えば1/14午前3時くらいとか、まあとにかく深夜でした。朝起きたらいっぱいTwitterが更新されていたのでビックリしましたが、こういうことだったんですね。というわけでかなり多くの年俸調停権保有選手が今年の契約を結びました。全部書くと長くなるので、ビッグネームを中心にピックアップして書きたいと思います。

Deals come before salary figures are exchanged | MLB.com

ちなみにここに(多分)全部書かれています。参考に

 

1番最初はタイソン・ロスです。この選手は今年一年、胸郭出口症候群という怪我で1試合登板しただけでシーズンを終えてしまいました。しかし年俸調停権を持っていて、年俸が上がる可能性が高かったのでSDがノンテンダーとしました。

そんなロスにはTEXとCHCを中心に他4球団が興味を示してきているそうです。

ジェフ・パッサン氏によると、最終的にロスはTEXと1年600万㌦で契約したとのこと。出来高もついてるらしいです。

仮に怪我が完治して、2013-15の活躍をすればダルビッシュ有、コール・ハメルズの二本柱につぐ先発3番手としては優秀な投手となりそうです。

 

ケン・ローゼンタール氏によると、SDはウィル・マイヤーズと6年総額8000万㌦以上の契約合意に近いとのことです。これは年俸調停権、そして自動FAになる年を覆うとのこと。

ウィル・マイヤーズはTBで新人王を獲得して以来、怪我やらなんやらで思い通りのシーズンを過ごしていなかったのですが、SD二年目の今年は前半戦だけでキャリアハイ級の活躍、オールスターにも出場しゴールドグローブ賞はアンソニー・リゾが獲ったんですが最終候補までいました。そんな選手との大型契約、どうなるでしょうか。

 

バスター・オルニー氏によると、WSHブライス・ハーパーは年俸調停を避け1365万5000㌦で合意したとのこと。

ハーパーは一流選手、2015年には圧倒的な活躍でMVPを獲得しました。今年も4月は活躍してましたが、以後不調。去年より数字を結構落としてしまいました。それでも四球は100を越え、打率に比べて出塁率はかなり高くなりました。かなり勝負を避けられてた感はあるので今年はどうなるでしょうか。

ちなみに代理人はスコット・ボラスです。

 

ジェリー・クラスニック氏によると、ノーラン・アレナドとCOLは2017年1175万㌦、2018年1775万㌦と2年2950万㌦で合意したとのこと。

アレナドもスター選手。2013年のルーキーイヤーからMLBで活躍しています。クアーズを本拠地にしているとはいえ、ここ2年は素晴らしい活躍。ビジターでもいい成績を残しています。

WBCではアメリカ代表で出場することを表明しているアレナド。楽しみです。

ちなみに代理人はスコット・ボラスです。

 

ジェフリー・フラナガン氏によると、エリック・ホズマーとKCは単年1225万㌦で合意したとのこと。

KCワールドチャンピオンの時の立役者、今年は少し三振が多くなりましたが、ホームラン打点は自己ベスト。オールスターではMVPを獲得しました。

ちなみに代理人はスコット・ボラスです。

 

ジョン・ヘイマン氏によると、コディ・アレンとCLEは735万㌦で合意したとのこと。

アレンはCLEのクローザー。2013年から4年連続で67登板以上、防御率は2点代と安定した投手です。アレンはアンドリュー・ミラーと共にプレーオフで大活躍。ALDSのTOR戦ではお互い二度と見たくなくなる大活躍でワールドシリーズへ。アレンはワールドシリーズでも活躍を見せましたが惜しくも敗れました。来年のCLEのキーパーソンとなりそうです。

 

ジョン・ヘイマン氏によると、ジェイク・アリエタとCHCは1563万7500㌦で合意したとのこと。

2015年サイヤング賞を受賞したほどの活躍ではありませんでしたが、今年もいい成績を残したアリエタ。2年連続のノーノーも達成しました。

ポストシーズンではバムガーナーとの投げ合いでホームランを打ったり、ワールドシリーズでは2試合登板していずれも勝ち投手になったりと活躍。来年もシカゴを支える大黒柱となりそうです。

ちなみに代理人はスコット・ボラスです。

 

ジョン・ヘイマン氏によると、ザック・ブリットンとマニー・マチャドはBALと来年の契約について合意したそうです。

ブリットンは1140万㌦、マチャドは1150万㌦となります。

ブリットンはあの超スゴい高速シンカーが武器。2014年2015年も防御率1点代で普通にスゴいんですが、今年はなんと0.54。これは65イニング以上投げた投手としてはMLB最高記録らしいです。加えて43試合連続自責点無しというのもMLB最高記録。40セーブ以上記録でセーブ失敗無しは史上4人目と記録づくめの年となりました。エリック・ガニエみたいにクローザーでサイヤング賞とかないかな~なんて思いましたが、あんまり票がなかったです。

ちなみに代理人はスコット・ボラスです。

マチャドはメジャーで着々と成績を残し続けています。若手三塁手という点でア・リーグはマチャド、ナ・リーグはアレナドという感じで僕は見ています。この人もハーパーとかと同じで将来うん億㌦の契約を得られるなんて言われています。メジャーでもトップクラスの選手ですが、トップクラスの暴れん坊でもあります。乱闘で退場なんてのも今年ありました。ちなみに相手はベンチュラです。サードの守備が非常にうまく、特に肩がスゴく強いんですが、ショートも無難に、というか普通にうまかったです。WBCではドミニカ代表で出場なんて見ましたが、どうなるでしょうか。

 

ここからはトロントブルージェイズの選手となります。

ヘイマン氏によると、エセキエル・カレーラとTORが116万2500㌦で契約したとのこと。

去年はいい活躍を見せてくれました。主にソーンダース、ピラー、バティスタにつぐ第4の外野手として存在感を見せていました。上手いスクイズも見せてくれたり、肩も見せてくれたり渋い活躍をする一方、エンカーナシオンがホームランを打ったあとにやるパフォーマンスに倣って腕に鳥の人形をのせてエンカーナシオンに見せたりお茶目な一面もあるので僕は結構スキです。今年も第4の外野手としての活躍を期待したいところですが、このままだと普通にライトのスタメンとして出そうで…好きな選手ではありますが第4の外野手としていてほしい選手です…

 

ヘイマン氏によると、ダーウィン・バーニーとTORは288万7500㌦で契約したとのこと。

この選手もいい活躍を見せました。内野全部を守れるユーティリティーとして存在感を発揮。投手もやりました。(延長17回に投げてホームラン打たれて負けたけど)2012年にはゴールドグローブ賞を取るほど守備は上手い選手。デボン・トラビス、トロイ・トゥロウィツキー、ジョシュ・ドナルドソンが怪我で離脱あるいはDHでの出場時にはライアン・ゴインスと共にバックアップに努めました。去年は打撃も良く、今年もユーティリティーとしての活躍を期待。

ちなみに母形の祖父は日本人、祖母は韓国人でバーニーはアジア系の顔をしています。母形の祖父の名字は「山本」。バーニーは左肩にその「山本」という刺青を入れています。

 

ヘイマン氏によると、マーカス・ストローマンとTORは契約がまとまらなかったとのこと。ストローマン側は340万㌦、TOR側は310万㌦を提示したらしいです。でもこれくらいの差額ならすぐ埋まりそうです。

ストローマンは今年自身初のフルシーズン。防御率4点代と少し物足りなかったですが、200イニングを投げました。ワイルドカードでは先発し好投、サヨナラ勝ちに貢献しました。WBCではアメリカ代表で出場することを表明しています。今年は小柄なストローマンがより躍動することを祈ります。

 

主な動きはこんなところです。段々FA選手の契約も決まってきましたね。2月のスプリングトレーニングまで目が離せません。