バティスタの次の補強ポイントは?②
これの続き
前回はバックアップキャッチャーについて書きました。サルタラマッキアが多分その役割を担うことになるかもしれません。
もうひとつの補強ポイントはリリーフ、特に左投手を必要としています。
と言いますのもブルージェイズのブルペンを支えてきた左投手のブレット・シーセルが今オフSTLに移籍して今左投手がアーロン・ループくらいしかいないんです。そもそも全体的に言ったリリーフもシーセルとホアキン・ベノワが移籍したことで40越えてるジェイソン・グリリ、今年がMLB3年目の若いクローザーのロベルト・オスーナ、今年MLB2年目のジョー・ビアジーニが中心核と割りと歪な編成で、彼ら以外はかなり手薄な状態となっています。
しかしリリーフ補強はほぼしてないも同然、したといえばルール5ドラフトでグレン・スパークマンくらい。バティスタやらエンカーナシオンやら代替やらで手が回らなかったんでしょうかね。それと諸々のお金で2016年終了時のペイロールは1億4700万㌦、2017年は早くも1億5800万㌦と去年を越えているのでそんなに動けるというわけではありません。
というわけで今FA市場に残っていて、かつTORが連絡を取ってると報道されてる左投手3人について書こうと思います。
1.ブーン・ローガン
ローガンは通算登板数581のベテランリリーバー。通算410イニングで通算437奪三振、K/9は2012年ヤンキース時代から2016年まで11.00を越えるなど高い奪三振能力を持っています。
2014年からCOLと3年契約したんですが、当然といえば当然でしょうか、2014,15はホーム球場(=あのクアーズでの数字)はそれぞれ8.18,5.95と打ち込まれました。またビジターでは5.79,2.30とクアーズよりいい数字となっていました。
と思ったら2016年はクアーズで2.35、ビジターで5.01と真逆になりました。これが逆に気になります。
対左はどうかと言うと、.139/.222/.255とキャリアで一番いい数字を残しました。
年俸は2016年は3年契約最終年で620万㌦となっています。
2.ジェリー・ブレビンス
ジェリー・ブレビンスについては以前紹介しました。TOR:メッツFAのサウスポーに興味? - ただの備忘録
今年73登板投げていますが42イニングという数字を見ると左とのワンポイントで起用されるのが主だったと推測できます。そんな対左は.250/.313/.324とちょっと打たれてます。一方右打者は.172/.266/.345と被打率に関しては右の方が低くなっています。平均70マイルのカーブがひとつの武器となっています。
K/9は11.14で、MLBの左投手リリーフとしてはアンドリュー・ミラー、アロルディス・チャップマン、ブラッド・ハンドにつぐ高い数字となっています。
年俸は400万㌦、今年の成績だとこれより結構上がるかもしれません。
3.クレイグ・ブレスロウ
ブレスロウは36歳で通算登板数539のこれまたベテランリリーバー。2013年はBOSの世界一に田澤上原と共に中継ぎで貢献しました。BOSに2013~15までいたあと、去年はMIAに行ったんですがそこでは15試合ERA4.50でDFA。その後TEXとマイナー契約をしたんですが自由契約になり、FA選手となりました。最近ショーケースを行って、そこでは腕を下げ少しサイド気味にフォームを変え、2013年はツーシームが一つの武器になっていたようですがそれが良くなっていたと見られているようです。TOR含め他にも5球団くらいが興味を持っているようです。
年俸はこの3人の中で恐らく一番安くすむかもしれません。
と、こんな感じです。ブルージェイズは果たしてリリーフを獲得できるのか?というかしなくては今年かなり厳しくなるのでお金を出せる限りやってほしいです。