ただの備忘録

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カブスが去年より良くなる5つの理由と去年より悪くなるかもしれない5つの理由とは?

シカゴカブスといえば去年圧倒的な強さでNL中地区を制し、NLDS、NLCSを勝ち抜き、WSはクリーブランドインディアンスとの死闘を勝ち抜き見事ワールドチャンピオンとなりました。連覇を狙うカブスですが去年主力となったアロルディス・チャップマンヤンキースへ、デクスター・ファウラーは同地区のカージナルスへ移籍しました。当然ワールドチャンピオン候補筆頭となりますが、やはり不安もあります。

そんななかMLB.comのPhil Rogersさんが去年より良くなる5つの理由と、去年より悪くなるかもしれない5つの理由を挙げて記事にしてるのでそれを紹介します。

まずは良くなる要因5つ

  1. カイル・シュワーバーの存在
  2. ジェイク・アリエタの存在
  3. ブルペンの強さ
  4. 接戦での試合
  5. ジェイソン・ヘイワードの復調

では1から

1.カイル・シュワーバーの存在

怪我の再発がなければ、今年はシュワーバーにとって初めてのフルシーズンとなる。シュワーバーは278打席しかレギュラーシーズンで打席にたってないが、彼はクリス・ブライアントとアンソニー・リゾと同じくらいのインパクトを打線に持たせることを早くも証明した。

 

2.ジェイク・アリエタの存在

アリエタの素晴らしい2015年後半戦と、2016年の避けられない衰え(最後16先発で防御率4.44)のどちらかに焦点を当てるのは簡単だ。しかし全体的な数字はどの選手よりも良く、そしてそれが2017年の成績を予測するのに使うべきものである。過去3年間のアリエタの成績(50勝19敗、防御率2.42、WHIP0.973、K/9 9.2)よりいいのはクレイトン・カーショウのみだ。近い将来FAになるかカブスとの長期契約をするかの中で、彼は使命を果たすだろう。

 

3.ブルペンの強さ

ウェイド・デービス、上原浩治、ブライアン・ダンシングらは2016年のミドルリリーバーのカール・エドワーズJr、マイク・モントゴメリーと共にし、マッドン監督が今まで持ってきたブルペンで一番いいブルペンとなるだろう。ブルペンにはヘクター・ロンドン、ペドロ・ストロップ、ジャスティン・グリムがまだいる。モンドゴメリーが仮に先発に転向したら、ジャック・レザージックかデビッド・ロリンズを2番目の左中継ぎとして取り掛かるかもしれないが、モンドゴメリーをブルペンの力として見過ごすのは難しいだろう。

 

4.接戦での試合

去年103勝あげたカブスの一つの癖は、試合後半に入っていくに連れて打ち負かされやすいことだった。得失点差は252で、これは2位のレッドソックスよりもほぼ27%多かったが、1点差のゲームでは22勝23敗でフィリーズダイヤモンドバックスよりも悪かった。これは得点圏打率が.252でメジャー21位、7回以降のホームランは55本で18位だったからだ。これらの数字は確実に良くなるだろう。

 

5.ジェイソン・ヘイワードの復調

ヘイワードはチャンピオンリングを手に入れたので、ヘイワードの2016年シーズンを悪夢として語るのは難しいだろう。しかし打率が63ポイント落ちてOPSが166落ちて、一年中精神的にキツイシーズンとなった。スイングを調整するために打撃コーチのJohn Malleeと練習していて、改善の様子が見える。カブスはヘイワードの7年1億6900万㌦の支払い義務があるので、良いことになるだろう。そしてヘイワードの守備はとてもよく、ライトで使いたくなるだろう。

 

そして悪くなる要因

  1. デクスター・ファウラーの退団
  2. 昨年の「幸運」の揺れ戻し
  3. ローテーションの後退
  4. トレードの難しさ
  5. 2004年レッドソックスと重なるところ

 

1.デクスター・ファウラーの退団

先頭打者、センター、クラブハウスで存在感のあったファウラーをカブスは失ったことは周知の事実だ。彼の代わりとなるアルバート・アルモーラJrとジョン・ジェイは当然良い成績を残すであろうが、出塁率.393といったファウラーのような打席での忍耐強さは見られないだろう。昨年ファウラーが肉離れでDL入りしていた時、カブスは少し足踏みした。ファウラーが打線にいない時の成績は23勝20敗となった。

 

2.昨年の「幸運」の揺れ戻し

シュワーバーを除いて、カブスは怪我という面で相対的に幸運だった。ローテーションの5人は少なくとも29先発するなど異常なくらい健康で、シュワーバーとファウラーの2人だけが打線の中でDLでの時間を過ごした。

ハビアー・バイエス、ベン・ゾブリスト、ブライアントといったユーティリティプレイヤーは必要な時、即興でマッドンを助けるだろう。しかし先発陣に万一のときがあった場合は大きな問題だ。

 

3.ローテーションの後退

昨年カブスの先発陣の防御率は2.96で、ジェイソン・ハメルは5番手で15勝するなどメジャーで1番のローテーションだった。再びそうなるよう願うのは難しいことだし、カブスは5番手の穴をよく怪我をするブレット・アンダーソンに頼っている。

 

4.トレードの難しさ

グレイバー・トーレスは、アディソン・ラッセルとバイエスを2021年まで所有できるカブスにとって理想的な存在ではなかった。しかしアロルディス・チャップマンを獲得するのに、今やMLB全体3位のプロスペクトとなったトーレスをトレードしたのは痛みとなった。トレード期限までエロイ・ヒメネスや他のプロスペクトをトレードに出したら驚きだ。そしてヒメネスなど抜きでチャップマンのような選手をまた獲得するとなると厳しいだろう。

 

5.2004年レッドソックスと重なるところ

いわゆるバンビーノの呪いを2004年に打ち破った後、2005年のレッドソックスのシーズン勝利数は落ちていった。その年のファンウェイパークのムードは、ファンがチャンピオンシップギアを着て満足していたり何か違っていた。それは今年のリグレーフィールドと重なる。緊迫感は同じにはならないだろう、しかしボストンとの平行線は一つの大きな道で壊される。カブスは2004年のレッドソックスより若く、4,5年は戦えるように作られている。カブスは2年連続素晴らしい成績を残すのではなく、ジョー・トーリ時代の90年代ヤンキースのような王朝になれると信じている。

 

と、こんだけ挙げられています。最後のはわかりづりいですが、「few gawe」と書いてある通り「去年より勝ち星が減る」って意味で使われてるんでしょうね。勝ち星減っても優勝は出来ると思いますし、多分そうなんでしょう。

今年もNLはカブス筆頭になりそうですが、同地区の強豪カージナルスと毎年候補に挙げられながらワールドシリーズに進めないドジャースとかも維持を見せに来るかもしれません。NLはこの辺注目すべきところですね。