マイケル・ソーンダースの来季契約(2/26追加)
マイケル・ソーンダースがピッツバーグパイレーツとマイナー契約を結びました。
そしてキャンプにも招待されるようです。
ソーンダースといえばブルージェイズで2016年前半戦活躍し、自身初のオールスター出場も果たしました。
最終的には.253/.338/.478 24本塁打 57打点とまずまずの成績を残しました。
しかしながらこの選手、前から膝を痛めており守備の数値(DRS)はレフトで-6、ライトで-5と良くなかったです。
良い成績ではあるのですが、守備に難があること、膝に難があること、そしてチームはバティスタとの再契約を優先したためソーンダースはブルージェイズと再契約ではなくフィリーズと1年900万ドルで契約しました。
しかし新天地では61試合で.205/.257/.360と低空飛行で結局シーズン中にDFAされました。
そんな中、去年在籍したブルージェイズが拾ったわけですが、そこでも大した活躍は出来ずFAとなり、結局パイレーツとマイナー契約するに至ったわけです。
パイレーツがソーンダースを取った意図は、おそらくバックアップとしてでしょう。
センターはスターリン・マルテ、ライトはグレゴリー・ポランコ、レフトはアダム・フレイジャーで決まりかなと思います。
しかし第4の外野手としての争いとなると、ソーンダースにとって厳しいものになるでしょう。
競争相手はダニエル・ナバ(.301/.393/.421)、ブライス・ブレンツ(.260/.336/.518)、ショーン・ロドリゲス(.167/.276/.295)となっています。(カッコ内は昨年成績、ブライス・ブレンツのみマイナー成績)
中々難しいとは思いますが、ソーンダースは好きな選手なのでまた活躍してほしいものです。
以下2/26追加………
パイレーツと契約したかと思えば、次はロイヤルズと契約したらしいです。
これもマイナー契約で、もしメジャーに上がれたら150万ドルで50万ドルのインセンティブ付きという契約です。
何故こうなったのか?というと、パイレーツはコーリー・ディッカーソンを獲得しました。この選手は去年いい成績を残したためもちろん外野のレギュラーというとこに来るのですが、そうなるとソーンダースがメジャーに上がる可能性は極めて低くなります。
Michael Saunders' agent, Barry Meister, confirms Pirates released Saunders to give him the opportunity to sign elsewhere once "the opportunity changed".
— Chris Cotillo (@ChrisCotillo) 2018年2月23日
ソーンダースの代理人によると、もし状況が変わったら(つまり他の外野手を獲得などしたら)他のチームと契約する機会をパイレーツは与えていたと言います。私はこの待遇はいいと思いますね。ソーンダースは是非ロイヤルズで実力を発揮してほしいものです。
さて、ロイヤルズの外野を見ていきましょう。
まず去年のレギュラーの内、センターはロレンゾ・ケインがブリュワーズと5年8000万ドルの大型契約を結び退団。その穴埋めはブラジル人メジャーリーガーのパウロ・オーランドとビリー・バーンズが争うことになるようです。
あと二人はレフトがアレックス・ゴードン、ライトがホルヘ・ボニファシオなんですが、ゴードンは守備は依然良いんですが打撃が最近酷く、ボニファシオは去年メジャー1年目にしては中々良い打撃成績を残しましたが今年どうなるかはわかりません。
こう考えると、まだソーンダースにチャンスはあるのかなあと思えます。ただレギュラー外野というのは難しいかなと思います。4人目の争いということに代わりはありませんが、パイレーツよりはチャンスがあるのではないでしょうか。